タイル張りのインベーダー!

今朝のギズモードジャパンの記事でGoogleが始めたストリートアートのプロジェクトが紹介されています。

グーグルがストリートアートを蘇らせる

このGoogle Street Art Projectは、世界各所のストリートアートをGoogle Mapでの所在地、作品の解説、作品によっては制作過程まで載せるという至れり尽くせりの力の入れようです。プロジェクトの概要や代表的な美しいストリートアートはギズモードの記事でわかりやすく紹介されていますが、このプロジェクトで特集されていたサンパウロのストリートアートに目が行きました。
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モチーフは見まごうことなき日本発祥のインベーダー。手法はスプレーではなくてタイル張りです。
このタイル張りに関しては、突然変異的に施されたのではなくてれっきとした主張があるようです。
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スプレーに代わる新たな手法としてタイル張りをしているというのが、図案で示されているのがユニークではありませんか?
スプレーの汚れたイメージではなく、タイルだとむしろ丁寧でキチンとした感じさえ漂います。
日本だとタイル張りが出来る職人さんの数が減って、マンションは壁がタイル張りだとお金がかかってることを表して、タイル張りがアートになるのは銭湯くらいだというのに、地球の裏側ではその職能がインベーダーを描くことに発揮されているとは。。。

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ブラジルでは幼い頃からストリートでサッカーをやってる子の中からスーパースターが生まれるといいますが、将来はストリートでタイル張りをやってる子の中からしっかりとした職能を持つアーティストが生まれるのかもしれません。
もしそんなアーティストが将来に日本に移民してきたら、銭湯の壁画をタイル張りでまかされるようになって赤富士の片隅にこっそりインベーダーを仕込むようになるのではないでしょうか?
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