今週は新たなジャンル、あらたな取扱ブランドをご紹介させてください。
ジャンルはトレイルランニング、ブランドはMMA。マウンテン・マーシャル・アーツの略です。
MMAは、トレイルランニングをベースに新しいライフスタイルを提案するブランド。
トレイルランニングに役立つ機能性をもりこみつつ、モダンでクラシカルなデザインのプロダクツを発信しています。
早速デザイナーの渋井勇一さんにインタビューしました。
Q1 渋井さんがトレイルランニングに夢中になったきっかけについて教えていただけますか?
渋井:モンブランを一周するトレイルランニングレース、Ultra Trail Du Mont-branc(UTMB)のドキュメントを観たのがきっかけでトレイルランを知りました。それまでスポーツをやっていなかったのですが、山という自然の中を走るトレイルランナーの姿とそれを支え応援する家族の姿に感動を覚え「やってみたい」と思い、最初は17kのレースに参加しました。さすがにへろへろになりましたが、トレイルランナー同士で声を掛け合いながらゴールを目指したり、自然を走る爽快感、自分の限界への挑戦など、奥深いトレイルランの魅力の一端を実際に感じることが出来ました。
Q2 渋井さんはトレイルランニングはライフスタイルにとけこんだカルチャーなると確信してMMAを始めたのだと思うのですが、
そういう思いに至った経緯を教えていただけますか?
渋井:もともとはアートディレクションやグラフィックデザインがメインなのですが、業務の一環としてオーダーチームTシャツを作っていて、オーダーしていただきましたランナーの多くがチームTで走っていただいています。それを見て、トレイルランウェアは機能面が重視されますが、それ以外にも「デザイン性」や「自分の気に入ったウェアで走る」という喜びもあると感じました。自分はデザインの力を大切にしているので、MMAでもデザインから生まれる心の高揚感や充足感を重視しています。
またUTMBのハーフレースに参加するためにフランスのシャモニー(モンブランの麓町)に行った際に、ヨーロッパではトレイルランが特殊な競技ではなく、生活の一部としてナチュラルに存在する様子を見て、日本でももっと多くの方にトレイルランを知っていただきたいと思いました。ランニング、山、ウェア、ギアなど、語る部分が多くあるトレイルランですが、スポーツと縁のない方がはまっているというのがカルチャー的な面白さを含んでいる証明だと思います。
Q3 渋井さんがMMAに盛り込みたいと思っているファッションについて語っていただけますか?
渋井:「ハレ(非日常)とケ(日常)」で例えれば、「ハレ過ぎず、ケの範囲内に治まる」デザインを心がけています。スポーツウェアにありがちな蛍光色や原色は日常では浮いてしまうので、アクティビティの後でもカフェやショップに立ち寄れるようなスタイルがMMAの強みです。また逆に機能性を持つデイリーウェアもMMAでは展開していて、トラッド感やポップなイメージなど、アウトドアやスポーツカテゴリーにとらわれずに自由によいと思ったものを取り入れています。
そうしたウェアに加えて、サイトでの情報発信やイベントでの体験を共有することで、みなさまにトレイルランを知っていただいたり、もっと好きになっていただいたければと思っています。そのすべてがMMAであり、ウェア=ファッションではなく、ライフスタイル=ファッションとして考えています。
Q5 ランナーの皆さんにメッセージがあればお願いします。
渋井:走るというシンプルなアクティビティに、山というフィールドを組み合わせたトレイルランには奥深い魅力があります。MMAを通じてトレイルランに興味を持っていただいたり、実際に始めていただければうれしく思います。ただ山はオウンリスクであり、モラル&マナーが大切なので、そうした面でも共に学んでいきましょう。
またMMAは自由な発想を大切にしています。”トレイルランブランド”ではなく”トレイルランをベースにしたライフスタイルブランド”というコンセプトも、デイリー、ラン、バイク、トレイルランなど、カテゴリーにとらわれず、みなさまに自由に着こなしを楽しんでいただきたいからです。MMAを通じて多くの喜びを共有しましょう!
(インタビュー終り)
MMAのサイトでは多くのランナーがブログで参加するコミュニティをオーガナイズしています。
ムーブメントを盛り上げる熱を感じさせるブランドがMMA。
これから随時商品を展開していきます。
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