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足指を存分に使うためのソックス

梅雨の時期になると身体のあちこちが蒸れますね。
ランニングをするとシューズの中も蒸れ蒸れになりますが、あなたはどんなソックスを履いてますか?

今週は5本指ソックスについて見ていきたいと思います。

ところで5本指ソックスには蒸れに強い他にも適性があったってご存知でした?

5本指ソックスの適性

5本指ソックスは以下があてはまる方は履いた方がいいです。

汗っかき
足は一日にコップ一杯の汗をかくと言われます。
ランニングをするともっとかく事になるので、5本指ソックスはより足指に密着して吸汗してくれます。

足が冷える
夏でも曇りの日や室内などで足に冷えを感じる方は5本指ソックスをはく事で指先から血流が良くなって体温調節がしやすくなります。

外反母趾の傾向がある
自然な姿勢で親指が内側に向いてしまうのが外反母趾。ほっておくと歩行困難にまで発展する可能性がありますが、5本指ソックスを履く事で指を開いて使えるようになるサポートを得られます。

姿勢が気になる
猫背など姿勢が気になる方は、少し前のブログにも書きましたが浮き指の可能性もあり、5本指ソックスを履く事で指を自由に使えるようになると背筋が自然と伸びてくる効果があります。

浮き指までいかなくても、つま先がアップしたランニングシューズを普段から履いていると母指球で立つ事になりがちなので、指で踏ん張りやすいソックスを履く事でバランスをとりやすくなります。

長距離走でのパフォーマンスアップ
5本指ソックスを履いて指を伸ばして動けるようになると足先にかかる力が分散され負担が軽減、疲労がたまりにくくなります。
ソックスの親指や人差し指側に穴があいてしまう方は力が先端に集中していることが考えられるので要注意。
マメができにくくなることも長距離では助かります。

5本指ソックスはれっきとした機能性ソックスだったのです。

Run Lightwight Noshow

以上のような適性を感じた方にご紹介したいのは、アメリカで1999年に誕生。世界的なシェアを誇る5本指ソックスの王道ブランド、InjinjiのRun Lightwight Noshow。
発色やデザインも良し。
薄手で夏のランニングにも適したモデルです。

機能性

全体に吸汗速乾性に優れるCOOLMAXの糸を使用しており、アッパー部分はメッシュ編みに。
ランニングによる汗を効率よく吸収し肌をサラサラにキープします。
足指の独立性を高めた構造が、5本の指によるグリップを高めバランス力を向上。
指と指の間にできやすいマメの発生も抑えます。

中足部はアーチサポート構造になっているため、フィット感が高く距離を走った時の足の疲れを軽減。
かかとは耐久性に優れた素材を使用したことで、擦れや穴あきを防止します。

サンダルにも好適

ランニングシューズだけでなく、鼻緒のあるランニングサンダルにもRun Lightwight Noshowは好適。
街ばきで人混みや電車に乗る機会が多い時、サイクリングなどではソックスばきも快適です。

まとめ

5本指ソックスは、汗蒸れ、体温調節、姿勢改善、ランのパフォーマンスアップなどを意識するなら積極的に取り入れたいアイテム。

今回ご紹介したRun Lightwight Noshowは、履いた実感としてとても柔らかい素材感。
まず普段履きとして心地よくはけます。
その上耐久性やアーチサポートも入ってるのでランニングでも安心。
勝負ソックスみたいな気負いもなく、日常から街ランで使って5本指ソックスの特性を存分に味わうのにベストな一足です。

あなたがソックスに求めるものは何ですか?

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足指からランニングフォームを整える 

あなたの足指は床についてますか?
もしついてない指があれば浮き指の可能性があります。
浮き指は一説によると日本人の半数がなっていると言われる症状。
足指でしっかり踏ん張れないと姿勢が悪くなり猫背や慢性疲労など多くの現代病を引き起こすことになります。
この浮き指の解消には様々なストレッチ法などが紹介されていますが、簡単に取り組める器具などはがなかったのが現状。
本日紹介するASHINAKA#01ははくだけで浮き指を解消のトレーニングができ、ランニングにも有益な効果があるという一隻2丁のグッズです。

ASHINAKA#01

ASHINAKA#01はとてもユニークな形状の内ばき。表面の突起はグリップを良くし、鼻緒は伸縮性があります。

はきかた



かかとは床につけたままはくと、足指は自然と床に向けて踏ん張るように力が働きます。
これをはいていく事で足指が鍛えられ、浮き指解消のトレーニングになるというわけです。

開発者インタビュー

ASHINAKA#01を開発したのはハンドメイドワラーチWallach#01を送り出したGRIPDROPの土路生さん。
広島のランニングショップRunplusのオーナーでもあります。
今回早速ASHINAKA#01についてメールインタビューしました。

Q:ASHINAKA#01を履く事で足指が鍛えられるとの事ですが、ランナー目線で見た場合結果としてどういった効果が期待できるのでしょうか?

土路生:最近「浮き指」が問題視されるようになってきました。
「浮き指」で検索するとかなりの情報が上がってくると思います。
ランナーだけの問題ではないのですが、あえてランナー目線ということになるとまずはランニングフォームだと思います。
足指(趾)が使えていないと脚が後ろに残らず前で回すようなフォームになります。
しっかりと足指が使えると横から見るときれいな弓なりのようなフォームで走ることができます。
ここで注意が必要なのは親指で蹴るような走りではなく、小指(第五趾)でスッとリリースするような感覚です。
親指を意識すると膝が内側に入りいわゆるニーイン、トゥーアウトになりがちです。
第五趾を意識することで膝は真っ直ぐに入ります。

Q; ASHINAKA#01で足指を鍛えるメカニズムをお教えください。

土路生;足指の筋肉(長趾屈筋)はそんなに出力の大きな筋肉ではなく、小さい力ですが耐久性のある筋肉になります。
筋肉の位置も脛骨に近い部分となりますので外側の大きな筋肉ではなく内側の細いインナーマッスルです。
鍛え方としてはタオルギャザー(タオルを足指で手繰り寄せる運動)が代表的ですが、なかなか続かないですよね。
足半なら履くだけで握る意識を持ちやすいので習慣化しやすいです。
大きな筋肉ではないのでこの習慣化がとても大事で、小さい力だけど立っている時は常に使っていないといけません。
それを放棄した状態が浮き指です。
なので最終目標は足半を履いている時だけでなくどんな靴を履いても足指が使えるようになる事です。
ASHINAKA#01は習慣化するためのツールと思っていただければ良いと思います。

Q:足半は鎌倉時代からある履物だったという事ですが、当時はどういった位置付けの履物だったのですか?

土路生:当時は農民から武士まであらゆる人が履いていた最もポピュラーな履物だったと考えられています。
かかとが無いのはやはり機動性ではないでしょうか。
なので当時はもちろん足指を鍛えるためではなく生きるために履いていて結果足指が鍛えられていたのだと思います。
明治以降シューズが普及し、足半は淘汰されました。
現代社会で足半を屋外で履くのは現実的ではないため「ORIGINAL#01」を開発しました。
最低でも普段の靴は過度なクッションやサポートの無い靴を選ぶべきです。
NIKEの厚底に代表されるレースシューズは記録を出すには間違いなく良い靴ですが
普段から履き続けると足は弱ると思います。
なのでランナーの皆様は普段の練習はできるだけベアフット系の靴やワラーチをお勧めします。

Q:土路生さんがランニングをされる上で足半に着目したのはどういった経緯があったのですか?

土路生:言ってしまえばやはり「BORN TO RUN」の影響は大きかったと思います。
ナイキはゴミだと言い切る衝撃(笑)
そこからベアフット系の靴を取り扱うようになりvibram fivefingersの取り扱いももう10年になります。
自分自身もVFFを履いて走っていたのですがどうも第二趾の下あたりの皮膚が硬くなるので原因を追究していくと足指が使えていないからという事が分かりました。今はもう足裏は柔らかくなっています。

Q:「BORN TO RUN」からASHINAKA#01に至ったわけですか!
めちゃめちゃ日本人を感じさせるユニークなお話ですね!
今日はどうもありがとうございました。

まとめ

私は浮き指について何も知りませんでしたが、ASHINAKA#01をはいて自分がワラーチやALTRAのシューズを愛好するわけがわかった気がしました。
その共通項は足指の踏ん張りであり、足を疲れにくくし、走りやすくしてくれる基盤でした。
はけば歩きにくいんだけど、部屋にあるとなぜかはきたくなる不思議なグッズがASHINAKA#01です。

在宅が長引く今だからこそレッツチャレンジ!

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