蒸し暑くなっていよいよ梅雨らしくなってきました。サンダルの季節到来。
ランニングやウオーキングに適したサンダルとしてはベアフットサンダルがありますが、商品によって適性は様々です。
あなたがサンダルに求めるものは何でしょう?
本日ご紹介するのはXeroShoesのGenesis。
数ある中でも最も裸足に近い感覚のサンダルです。
Genesis
Genesisは一体成形型マットなブラックな極薄ソールにリフレクター糸を織り込んだストラップというミニマムな構成。
ベアフットサンダルというとワイルドなものをイメージしがちですが、Genesisはシンプルな中にさりげないデザインを感じさせ、製品としての完成度の高さが現われています。
ソール
5.5mmと極薄なことから地面をダイレクトに感じる事ができ、掌に丸められる柔軟性があることで、裸足に非常に近いナチュラルな感覚を得られます。
素材には高密度なピュアラバーを使用。高い摩耗性を持ち経年劣化にも強いことから
代理店のケンコー社では驚きの5000マイル(8000km)の使用保証をしています。
(興味のある方はケンコー社にお問い合わせください。)
走行適性ではグリップを適度に調整することで、滑らかな足運びが得られることを最重要視。ビブラムシリーズが悪路に強いのに対してGenesisではランニング性能に最適化しているのが大きな特徴です。
ストラップ
ストラップは足あたりがよいことで足指に負担がかかりにくく、サイズ調整もかかと側でできるのがやりやすいです。
インタビュー
今回はトレイルランナーとして常に大会上位入賞者であり、Genesisを日本に紹介するエヴァンジェリストでもある木村隼人さんにインタビューしました。
Q:Genesisを開発したゼロシューズはいつどこで、どんな背景から立ち上がったブランドなのでしょうか?
木村:2009年にアメリカ・コロラドにて創業致しました。創業者のスティーブは陸上競技選手であり、故障していた際に友人に薦められて読んだ「BORN TO RUN」という本をきっかけによりシンプルで自然な走りを追及するようになりました。
そして、本の中で紹介されたシンプルなサンダルを作ることに勢力を注ぎ、ナイキ・リーボックの元デザイナーなどのエキスパートの力を得て、ベアフットシューズブランドとして確かな地位を築いております。
Q:コロラド州は高地トレーニングで有名なボルダーを擁しアメリカのランニングムーブメントのメッカの一つですね。
ゼロシューズの製品がユーザーに提供する価値はどういったところにあるのでしょうか?
木村:まずは、ランニング・ウォーキングにおいて正しい姿勢に戻してくれる点です。ゼロシューズはクッショニングが殆ど無く、地面からの衝撃がダイレクトに身体に伝わります。そのため、ゼロシューズを僅かな時間からでもこまめに履き続けることで衝撃を抑えて吸収する着地の仕方や疲れづらい筋肉の動かし方に、身体が徐々にシフトチェンジしていくようになっていく傾向があります。
また、ヨガやSUPにおいても体幹を意識して体を動かせる点も評価されております。
Q:現在さまざなランニングサンダルが市場にありますが、Genesisが抜きんでているのはどんな点になるでしょう?
木村:ソールが5.5mmでとても薄く地面の感触が掴みやすい点。
グリップが地面に対して効きすぎないので、走ったり、ウォーキングをする際には自然な足運びが出来る為、関節や筋肉に対して余計な負荷がかからない点です。
Q:なるほどGenesisのランニング適性が高いことは、足の負荷を軽くすることにおいても理にかなってるという訳ですね。ではGenesisを初めてランニングに使うユーザーに向けて、何か走り方で押さえておくべきポイントがあればお教え下さい。
木村:まずはご近所を5分でいいので歩いてみてください。ゼロシューズの感覚は履いてみて初めて分かるものだと思います。徐々に近所の公園ウォークやロードラン・トレイルランに移行していき、無理のない範囲で楽しく継続できるように走ることがポイントです。ゼロシューズは継続することが重要です。
Q:木村さんがGenesisを使ってみて特に気に入っている点があれば教えて下さい。
木村:私はGenesisをランニングフォームの確認として使用しています。正しく走れた時のサンダルの「パンパン」という音、着地時の衝撃の感覚がジェネシスはとても分かり易いので気に入っております。
Q:まず裸足感覚で走ることでランニングフォームを整え、シューズを履きランを磨きながら適宜Genesisでフォームをチェックするというのが達人のランニング上達法だったのですね!
ありがとうございます。
木村隼人氏 プロフィール
XEROSHOES輸入代理店 株式会社ケンコー社 営業
主な戦績
2017年 奥三河パワートレイル4位
2018年 峨山道トレイルランニングレース優勝
2019年 OMM JAPAN2019 ストレートエリート優勝
まとめ
Genesisはシンプルな中にデザインを感じさせるサンダル。
このデザインは裸足感覚を重視し、走りやすさを高める事を目的として生まれた事がわかりました。
私も履いてみてこのソールのしなやかさはまさに裸足のままで、ハイテクな皮膚を一枚足裏に纏ってるようなフィット感でした。
履いてる事を意識させないのでタウンユースから馴染みやすく、走り始めればナチュラルランニングをどんどん追求できます。
あなたならサンダルに何を求めますか??