Feeb大澤謙治さんインタビュー

自分が打ち込んできたスポーツは自転車だし、まずはその分野で思い切りやってみよう!と

取扱開始早々に好評を博しているサイクリストブランド、Feeb。
練りに練られたブランディングの背景を知りたくてディレクターの大澤謙治氏にインタビューをお願いしました。

Feeb大澤写真

Q: 大澤さんにとっての自転車のある生活とはどんなものか教えていただけますか。

大澤: 20数年前に人とは違う、洒落た自転車が欲しいという軽い気持ちでMTBを購入したのが始まりでした。そこから見事に自転車にハマッてしまい、アメリカ製ハンドメイドMTBを手に入れ、全国のダウンヒル、クロスカントリーレースに没頭するようになってしまいました。あの頃は朝4時に起きて山を登り降りしてから会社に行くという感じでしたね。現在もエンデューロ、ヒルクライムレース、ロングライドイベントなどに参加しています。またヨーロッパ、アジアなどで開催された海外のサイクルイベントにも参加して、海外サイクリストの方々との交流も大切にしているんです。もちろん、朝の出勤前にリビングでローラーをまわしたり、仲間とツーリングやキャンプツーリングをしたり・・・とにかく自転車のある日々をさまざまに楽しむ毎日ですね。

Q: Feebの製品を見ているとかなり豊富な知識と経験がなければ成しえない、練りこみの深さを感じるのですが、大澤さんのモノ作りのキャリアの中でfeebはどんな位置づけになるのですか。

大澤: 今までクロージングの世界で仕事をしてきましたが、特に野球やサッカー、プロロードレーサーの方々のオーダーメイドスーツを制作してきたことが、貴重な経験になっていると思います。日本を代表するトップアスリートの方々のボディにフィットするクロージングを作っているうちに、この着心地をより多くの方々に知っていただきたいと思うようになったんです。自分が打ち込んできたスポーツは自転車だし、まずは、その分野で思い切りやってみよう!と。だから自分が実際に着て、走って、良いフィーリングを得られたものしか発売しないんです。

Q: モノ作りに関してのfeebのモットーとしているところを語っていただけますか。

大澤: ブランドディレクターとして前に出ているのは僕ですが、feebプロジェクトチームに関わってくれている方々は、モノづくりの喜びを知るプロ集団です。feebを作って発信する僕たちと、feebを着てくれる人がファッションを通じて結びつき、それぞれが何かを発見して、充実感を味わえたらいいなと思っています。

Cuffs

Q: feebのもう一つの特徴としては、自転車を軸に宇都宮ブリッツエンから海外ブランド、果てはツールドフランスを独占放送しているJスポーツまでコラボしているネットワークの広さが挙げられると思います。今後の予定があれば教えていただけますか。

大澤: 僕自身、もっともっと良いモノづくりをしている人や企業と出会っていきたいと思っているんです。feebを通じて出会えた方々とのご縁を大切にしていきたいし、その気持ちを持続していれば、また新しい事に出会えると思うんです。今後、様々な企画が予定されているので、具体的になったら発表していきたいと思います。

Q: 大澤さんはイタリアに特に詳しいということですが、イタリアと日本ではサイクリスト達のモードや自転車との関わり方に違いがあれば教えていただけますか。

大澤: 自転車を担いでイタリア、フランス、スイスを巡る旅に出たことがあります。その時に感じたのは、イタリア人独特の自転車スタイル。ハンドメイドのスーツを着こなした紳士が自転車に乗ったり、もっと言えば毛皮のコートを着たエレガントな女性が優雅に自転車に乗っている様子は、別世界です。日本では考えられない光景だけど、カッコイイと思いますね。

Q: feebにとっての2012年、どんな年にしたいか。抱負を語っていただければと思います。 大澤:2011年はfeebにとって大きな飛躍の一年になりました。2012年はより多くの方々にfeebを着て自転車に乗る楽しさを味わっていただきたいと思います。そのための努力は惜しまないつもりなので、どうぞ、よろしくお願いします。

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